乳腺炎とは

乳腺炎はと言うと、授乳期に起きる乳腺の炎症反応のことです。

乳腺炎というものは、乳腺からの分泌が滞ったり詰まってしまったりすることで乳腺の穴に母乳が詰まった状態になることによって発症します。

例外的に乳腺がブドウ球菌などの細菌に冒されるとといった細菌感染によって発症する急性乳腺炎と呼ばれる症状も存在します。

乳腺炎の症状についてですが、乳腺や乳頭の痛みの他、乳腺次第では栓がふさがれてしまい、母乳が出ないという問題に直面します。

しこりが乳腺に認められたり、乳頭の周りに白斑が見受けられ、痛みが走ることもあります。

また、乳腺炎が重症化すると、前触れもなく体温が40度程度にまで上がり寒さからぞくぞくし、数日間この症状が続いてしまいます。

乳腺炎にかかる理由というのは、色々とありますが、食生活には特別配慮しなくてはいけません。

母乳というのはお母さんの血液から作られているので、母親が摂ったものに即反応します。

そのため、ドロドロした血液に変えてしまう食べ物は、母乳も同じ状態にし、味の質も落ちてしまうでしょう。

こうしたことから、赤ちゃんがそれほど多くの母乳を飲めない幼いときには、乳腺の詰まりを招きやすくなり、乳腺炎を発症しやすくなります。

乳腺炎を発症してしまったら、まだ軽い症状の際には油の多いものや乳製品を摂らないようにして、いつもより食べ物に気をつけることが欠かせません。

またさらに、母乳というのは夜間に活発に生成されるので、夜間の授乳を2、3時間ごとにし、それ以上時間を置いて授乳することのないように注意しましょう。

症状が進行しているなら、母乳外来に行って、マッサージを施してもらうことをおすすめします。

そうやっても良くならなければ、最終的には乳腺を切開する手術を行う必要がありますが、手術が済んで何日後かには母乳を飲ませられるようになります。

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