乳腺炎と母親の食事
母親の血液から母乳は生成されていますので、ドロドロとした血液を作り出す食品をたくさん口にしていると、乳腺の詰まりが起こってしまいます。
また母乳は、母親の食事によって味が変わるため、乳腺炎になりやすい食べ物は、赤ちゃんにとっても好ましくありません。
母乳がしょっぱく不味い味に変わってしまい、赤ちゃんが飲むのを拒否するケースもあります。
なのに母乳の出が悪いと誤解してしまい、最終的に、乳腺炎を生じてしまう母親もいるとされています。
乳腺炎になる確率の高い食品は、チーズなどの乳製品や油分が多いものとなります。
洋菓子であるとか餅、脂肪の多い肉や魚といった食材もお勧めではありません。
こうした食べ物ばかりを食べていると円滑に乳腺が流れない状態になり、しこりが見受けられ体温も高くなり、乳腺炎を引き起こします。
乳腺炎にならないようにするための食事としては、味の濃くない和食メインとすることが適しています。
植物性たんぱく質や野菜などをほどよく入った様々な具材を投入した味噌汁や白米は、良い味の母乳を作るでしょう。
動物性のたんぱく質を摂取したいなら、白身魚もしくは肉の赤身部分を摂取するのが好ましいです。
前は餅を口にすると母乳が上手く出るようになると捉えられていたのですが、今では、母乳には向かない食べ物ということで名を連ねるようになったのです。
白砂糖も同様に、体の冷えを招き血行の妨げになるので、母乳を出すためには控えたほうが良いでしょう。
調理の材料に白砂糖を取り入れず黒糖を採用したり、餅米の使われていない糖分の少ない和菓子や果物あるいは芋などを食べるようにしましょう。
ですが、摂りすぎは良くありませんので肝に銘じておきましょう。
食べるものに気を遣うことは、美味な母乳を産生するだけにとどまらず、乳腺炎を阻止することにも役立つのです。