乳腺炎の原因
乳腺炎と呼ばれる病気は、数多くの原因によって起こります。
たくさん発生しているのが、食べ物が仇となる乳腺炎でしょう。
母乳というのは、母親の血液で作られているため、食事がすぐに作用してしまいます。
血の流れを悪くしてしまう食べ物を過度に食べるのは、乳腺の穴が詰まってしまい、乳腺炎を発症させます。
生クリームたっぷりのお菓子や油をたくさん使った料理などを口にした明くる日に、風邪特有の症状は見られないけど40度もの高熱が出てしまって、悪寒を自覚するなら、乳腺炎にかかったと言えます。
そうした状況になったら、味の濃くない和食中心の食事をし、甘いものを口にすることがないようにしましょう。
また、体温を下げてしまうようなことも乳腺炎には好ましくありません。
体の冷えが原因で血流が鈍り、作り出された母乳が円滑に出ないようになり、詰まりやすくなってしまいます。
肩凝りの症状が強いととりわけ母乳がスムーズに流れなくなってしまい、うつ乳と呼ばれる状態になります。
肩を揉みほぐしたり湯船にゆっくり入って体を冷えないようにすることをおすすめします。
さらに、適切でない授乳を行っていても、乳腺炎を患いがちです。
母乳を飲ませる時間を置きすぎていたり、いつも同じ向きで母乳をあげ続けていると、乳腺に母乳が蓄積しやすくなります。
母乳をあげる方法や与えるペースを改善することが好ましいでしょう。
そして、乳腺へと細菌が入ることによって発症する急性乳腺炎というトラブルもあります。
この病気は、もともと乳腺炎だったものがひどくなったり、抵抗力が低下していたりする時期に生じやすいと伝えられています。
母乳が乳腺をスムーズに流れないと、乳首に白斑という呼称のニキビに似た白色のできものが出ます。
このニキビのようなものを除去しようとして手を使って潰してしまうと、ばい菌がそこから入ってきやすい状態になります。
乳腺炎を患ってしまったときは母乳の飲ませる方法や口にする食べ物を改め、でも症状が治まってこない場合は、専門家や母乳外来の医師に相談して治療を受けましょう。