乳腺炎は早めの処置を
乳腺炎に見舞われてしまったら、早めの処置が求められます。
はじめは、方向を変えて授乳をすることをおすすめします。
とりわけ白斑やしこりが現れている場所に赤ちゃんの下あごが来るように授乳していきます。
またしこりのある部分を軽く押さえることで母乳の流れが良くなり、乳腺が開通することもあります。
さらに、乳房が痛かったり、熱くなっているようであれば、キャベツやジャガイモで湿布を作ると良いでしょう。
キャベツを使用した湿布であるなら、手に入れる必要があるのはキャベツの大きい葉のみで、乳首とは他の乳房全体に被せた状態で様子を見ていきます。
そしてじゃがいもで湿布をするなら、ジャガイモだけでなく小麦粉や酢、あとはガーゼや薄い布を揃えておきましょう。
皮を剥いたジャガイモをすりおろして、そこに酢を一滴ほど垂らし、徐々に小麦粉を加えていき、耳たぶほどの柔らかさになるようにします。
そのあと、薄手の布に2〜3ミリほどの厚さに伸ばして、これにガーゼを覆って、ガーゼの側を痛みの強い箇所に当ててテープを貼ります。
ジャガイモとは別に里芋の粉によっても乳腺炎の対策として用いることができるでしょう。
このような湿布は野菜を利用していますから、母乳に対しても赤ちゃんに対しても悪影響がないのが良いところです。
急速に冷やされるとむしろ乳腺が滞ってしまうことがあるので、必要以上に冷えない冷えピタを湿布として取り入れるというのも良いやり方です。
そんなわけで、こういう湿布を扱うことにより乳腺がきちんと流れるように改善し、痛みが抑えられてくるので、その後再び母乳を与えていくようにしましょう。
それから、自分が食べるものに注意をして、おっぱいを飲ませる回数が減らないように、いつも以上にしっかり授乳します。
とりあえず自力で症状を落ち着かせることに成功したらそれ以降は、専門の人に母乳マッサージをやってもらいましょう。