乳腺炎を回避するには
乳腺炎を回避するには、日常生活においても気をつけなければなりません。
母乳というものは、母親の体内で血液から作り出されるものなので、健康面に良い影響を及ぼす食生活が母乳を美味しくさせると言われています。
日本人の体としては和食が好ましいと言えますが、お米や具がたっぷりの味噌汁は体を温めるのに有効ですから、血流や母乳の流れが滞らなくなります。
たんぱく質を摂取する際にも薄い味のものを選択すると良いでしょう。
しかし、欧米などで食されている食品などはドロドロした状態の母乳にするので、乳腺炎を患う確率が高まります。
さらに、体が冷えてしまうと血液の流れにも悪影響を与え、乳腺の流れも上手くいかなくなり、詰まりに通じてしましょう。
冬季に母乳が溜まりがちになるのはこれが理由となっているからです。
浴槽に入る時間を十分にとって体の冷え対策をすると症状も緩和されることでしょう。
肩コリの症状が重い場合も血行が悪くなっていますので、乳腺炎にかかりやすくなります。
肩のストレッチや負担とならない程度の運動を行ったりして母乳がきちんと流れるように作用させます。
そして、授乳のやり方も乳腺炎を引き起こさないためには欠かせません。
おっぱいを飲ませるときに横抱きだけでなく、フットボール抱きをし、赤ちゃんの頭の向きを一定方向に決めずに授乳を行ってみましょう。
母乳を与える角度に変化をつけることによって、色々な部分に作用して乳腺の流れをスムーズにしていきます。
加えて、少なくても3時間おきに母乳をあげることも習慣化するようにしましょう。
母乳を生成するホルモンというのは、夜の間にたくさん出てきますので、夜間は3時間おきにおっぱいを与えるようにするのが良いでしょう。
おっぱいを飲ませることは、お母さんのいつもの食事や普段の暮らしぶりを考え直す大変有意義なチャンスと言えます。
乳腺炎をあらかじめ阻止することは、母乳を美味しくさせることにも関係してきますので、お母さんのみならず、母乳を飲む赤ちゃんにとっても最適なのです。